ダダ漏れコーディングのススメ
最近USTREAMの技術者的な楽しみ方を模索してたりするのですが、コーディングの様子をダダ漏れしてみたところ意外な発見があり楽しかったので是非皆さんに勧めたいと思います。
ダダ漏れコーディングとは?
プログラムを書いている様子をUSTREAMを通して配信するという、これまでにされてきた方もいますし決して新しいというものではありませんよね。
自分がやったUSTダダ漏れの内容を超短く編集したのを晒しておきます。
(注) 一部録画を編集しています。(吹き出し、右上のtwitter発言のPIP)
番組URL:http://www.ustream.tv/channel/brtriver-ch
なぜおススメするのか?
USTREAMで配信するのですから見てくれる方もいます。なので、最初は勉強会の発表のようなイメージでいたのですが、そんな固く考える必要はなく、その人たちに「見せる」だけではなく、作業内容に「突っ込んでもらう」という流れができてきました。これは動画配信しチャットを絡めて作業できるからこその醍醐味です。*1
動画や番組という形でリアルタイムで配信することにより反応をダイレクトに受けることができることがブログに書いて公開することと大きく異なると思います。そして、配信に慣れてくるとブログに清書する時間も必要ないのでより手軽に情報を発信できるようになるでしょう。
必要なのは自分の汚いコードや画面を晒すその勇気だけです。
ソーシャル・デバッギング
実際、ダダ漏れ中にtwigをtiwgとtypoしていることにまったく気づかずにエラーで悩み続けていたところを@hidenorigotoさんに
と突っ込んでもらえて救われたのですが*2、まるでペアプロをリモートでしているような感じでした。そしてこの様子をみていた@fivestrさんが「ソーシャル・デバッギング」と命名してくれました。
さらには、仕様が変わっていて動かなくなっていることを指摘してもらえたり、そして、その指摘された内容は見ている皆で共有できるという展開でした。これってちょとしたワークショップ並に凄いですよね?
というわけで、ソーシャルデバッギングのために意識したほうが良いと思われることをまとめておきます。
配信するディスプレイは別画面で
物理的に2画面用意し、配信用の画面とローカルの画面に分けた方がよいです。これは配信用の画面の解像度を下げて文字を見やすくするということと、さらしてはまずい作業や画面をローカル側の画面で行うことで安全性を担保しています。
文字はできる限り大きめで
さきほどの動画みてもらえればわかりますが、通常作業する文字とはフォントの大きさが全く違います。ただし、見てもらうためにはしょうがありません。狭い画面であたふたしているところも晒しましょう。
無言・無音は避ける
コーディングの配信だからといって音無だときついです。最低でもBGMは流したほうがいいです*3。音が流れている間は配信中というのがわかります。そして、できる限りマイクに何かぼやきながらコーディングしましょう。画面で何をしているかを声に出しながら作業するのが一番です。より視聴者から突っ込まれやすくなります。また、チャットなどで何か情報をもらった場合は、その内容を発言することで視聴者全員で情報を共有できますし。
たとえば「ついまる」を使ってみる
視聴者からのツッコミにはできるだけ反応しましょう。作業しながらというのは大変ですが。。
どうしてもタイムラインを見るのが難しい場合は、タイムラインを読み上げてくれるガジェット「ついまる」なんかを利用してみてはどうでしょうか?(動画の、[その1]のツッコミはついまるがタイムラインを読み上げて気づいています。)
私自身も手探りでやってみているので何がベストなのかはわかりません。もし、「こんなことやったほうがいいよ」ということがありましたらご指摘ください。