Symfony 勉強会 #8 を開催しました

5/25(土)に 半年ぶりとなる Symfony勉強会 #8 を VOYAGE GROUP のajitoにて開催しました。
参加者の方の感想などのブログも上がっています。私はスタッフ側として今回の勉強会を振り返りたいと思います。

Symfonyユーザー会として今回の勉強会の目標は "Symfonyを触ってみたい人にSymfonyの魅力を伝えつつ実際に触れてもらうこと"でした。

過去開催した勉強会はどちらかというと、色々詰め込みすぎて朝早くから夜遅くまでのスパルタワークショップになったりと準備するのも大変だったり、参加者の疲労感もかなりのものになっていました。

そして、回数を重ねて行くと内容もどんどん濃いものになってきました。

今後もできるだけ勉強会の間を開けずに小さく開催することができればということを考えて、Symfonyをなんとなく知ってて触ってみたい人を対象に午後から5時間程度での開催としました。

最終的に30人弱の方が参加されました。最近の勉強会ではキャンセル率が高くて場合によってはキャンセル率が50%を超えたりすることもあるのですが、14%程度とかなり皆さんが楽しみにされていたんだろうなと思いました。

最初のセッションは基礎編と最新情報の2つ

Symfonyはよく難しいと言われますが、たぶん他のフレームワークとそんなに変わらないと思います。

Symfony独特な技術を駆使するわけでもなく、古くから実績のある一般的なMVCのような関心事の分離をごく普通に行う素直なフレームワークです。
そして、さらに開発者が開発や運用を行いやすくするための仕組み (コマンドやProfiler) が準備されていたり、何時ごろ何をリリースするかのスケジュールだけでなく、「後方互換をどこまで維持しようとするか、BCがあってもどう気づくことができるようにするか」など、symfony1系のころからの運用経験を存分に活用しコミュニティーSymfonyの開発を進めているという特徴は他のフレームワークより一歩先を行っていると思います。

だからといってSymfonyが一番優れているということを言いたかったのではなく、Symfonyの開発で必要な知識は言語を超えてWebアプリケーションの開発において活用できるものが多いので、食わず嫌いにならずにぜひ触れてみてその世界を体験してもらいたかったということでした。

実際、私はSymfonyだけで開発しているわけでもありませんし、他のフレームワークだったとしても、言語だったとしても関心事の分離を意識した設計にすることや継承地獄にならないための手法やMockを使った軽量なユニットテストを書くことなどSymfonyを使ったときの開発と同じ手法をやっているだけだなと思います。

後藤さんには具体的な内容のリクエストはしていなかったのですが、まさに伝えてほしかった内容でさすがでした。
PHP Mentors -> 第8回 Symfony勉強会参加&基礎知識セッションスライド等

今後やりたいこと

今回のような勉強会でもまだ規模が大きいかなと思うので、もう少し軽めの勉強会を8月ぐらいでできればなと思っています。
また、Symfonyユーザー会では温泉旅行もあると思うので興味あるかたは https://groups.google.com/forum/?fromgroups#!forum/symfony-users-ja に参加を :)

謝辞

スタッフのユーザー会の皆さん!とくに今回講師をやってくださった @okapon_pon さん、いつも無茶ぶりにも関わらず刺激あるLTをしてくださる @koriym さん、会場スタッフ業でおいしいゼリーの差し入れまでしてくださった @kuromatu さん
そして、参加してくださった皆さん。ありがとうございました。

さいごに

Symfonyとは関係ないですが、現場で既存コードと戦っている人たちが集まってどうやって目の前のコードをより良くしていくかという感じの話を CodeIgniter Talk #01 - CodeIgniter Talk | Doorkeeper で少し話します。
興味があるかたは是非参加してみはどうでしょうか?