勉強会をUSTREAM配信するときに注意すべき7つのこと

USTREAMで勉強会を配信するということも、Webカムが1台あればできる気軽さもありとても一般的になってきたと思います。
でも、いざ放送をするとなると注意しなければならないことが結構あります。

これまでの経験で注意しなければならなかったことをまとめておきたいと思います。

事前にネットに中継されていることを周知しておくこと

いざ勉強会開始時に「機材あるからやろう」ぐらいのノリでやってしまうと、発表者の資料に中継されてはまずい部分があったりすると問題になることもあります。

勉強会を企画した段階でustするかどうかは決めておくことと発表者に同意を得ることが大事です。
発表者の中にはustがNG、顔出しNGの方もいるかもしれませんので、その場合は特定のセッションは放送を停止するなど考慮が必要です。

また、勉強会開始時に参加者にもustを行なっていることを説明しておきましょう。
質問する内容もustに流れますし、その内容にオフレコなことがあるとまずいですよね。
さらに、カメラの前を通ると写ってしまうことも説明しておきましょう。

ustはtwitterと同じで誰が見ているかわからないということを意識すること

ustは誰が見ているかわかりません。人数しかわかりません。
プライベート設定にすればパスワードで制限を掛けることができますが、その程度の制限しか掛けることができません。
つまり"この場限りで"というような軽い気持ちで誰かを批判するような発言をしたりしたことが後で問題になることがあるかもしれません。
さらに、ustだと気軽に録画することができ、いつでも動画を見ることができるようになります。
こうなると"この場限りで"の発言ではなくなってしまいます。

プレゼンテーションの文字サイズは大きめで作成してもらうこと

プレゼンテーションの文字の大きさは自分が思っている以上に大きめにしておきましょう。
とくに、コードを見せる画面では文字が小さくなりがちなので意識したほうがいいです。
コードの説明はコードでない部分の説明に比べてコードが見えないと全くもって理解できないことが多いと思います。
これは、ustに限らず会場のプロジェクターが小さかった場合にも有効ですね。

音声は本番中のみ流す。開場時、休憩時はOFFにすること

講演中は発表者の声がメインで放送されるので問題ないのですが、休憩中も放送した状態で放置してしまうとマイク近くでの会話がそのまま放送にのってしまいます。
「おー久しぶりー、XXちゃん元気?」とか「名刺交換させてください。〇〇のXXです」などと個人情報がダダ漏れの場合もあります。
問題にならないためにも音声は本番中のみ流しましょう。場合によってはカメラもOFFにする必要もあるかもしれません。両方をOFFにした場合は放送が終わってしまったかのように勘違いされる可能性があるので、camtwistなどを使って"現在休憩中"などの文字を画面に表示すると親切です。

いつでも放送を停止できるようにスタンバイしておくこと

放送事故対策です。過去に何度か経験ありますw

映像よりも音声が大事。ステレオよりもモノラル

勉強会のようなustで一番大事なのは音声です。映像が汚くて資料が見えなくても、別途資料を公開してもらいそれを見ながらやればカバーできたりしますが、音声が聞き取れないのはカバーしようがありません。

音声は小さいよりは大きいほうがマシです。インプットレベルは大きめを意識するといい感じになります。
また、ステレオよりモノラルのほうが会話は聞き取りやすい場合が多いです。

会場にネットワークが用意されていても自前のwimaxを用意しておくこと

技術系の勉強会だと多くの方がのノートパソコンを持参してきます。そして、会場で提供されているネットワークを利用されたりします。結果として帯域が使い尽くされ肝心のustの放送に影響がでることも多いです。
会場に無線LANが用意されていても、自前のwimaxを利用したほうが放送が安定することも多いです。
事前の打ち合わせで"会場でネットワーク利用できますか?”と質問するより"会場でwimaxつながりますか?"のほうが自分にとっては重要なポイントだと思っています。