USTREAMを使ってSkypeの音声チャットでラジオ (Mac環境版)
タイトルそのままですが、これってちゃんとやろうとすると結構大変なんですよね。
@tsukimiyaさんのアドバイスにもあったんですが、普通に何もかんがえずにやると音声がループしたりします。
せっかくなので私がやった方法をまとめておきます。
ポイント
Skypeで利用する音声回線と、USTREAMで利用する音声回線を別居させること。これだけです。これが混在しているとループします。別居させるためには何かしらのミキサーが必要になるので、このミキサーの使い方を理解しておく必要があります。(今回使うのはLadioCastというソフトミキサーです)
最低限必要なもの(ハード)
最低限必要なもの(ソフト)
接続図
- Skypeの音声出力はSoundflowerの2chを指定する。
- ミキサーからの出力はSoundflowerの16chを指定する。
- USTREAMの音声入力はSoundflowerの16chを指定する。
順を追ってキャプチャで設定している内容を見てみると、
Skypeは設定画面で以下のように設定
呼び出し音などもUSTに流したい場合は「呼び出し音」のタブも同じように変更すればOK
LadioCastでは以下のように設定
左側の3つが入力、右の3つが出力の制御です。左上がSkypeの音声、左中が自分の声です。この2つをミックスした結果が右上です。Skypeの出力には自分の声は入っていないのでこのようにしてミックスする必要があるのです。
USTREAMの配信画面では以下のように設定
LadioCastで出力先に指定したSoundflower16chを指定すればOK
なんだかよくわからねーって声も聞こえてきそうですが、これを参考にトライ&エラーするとそれとなく解るようになると思います。
あと、ヘッドフォンでモニタしてますが、soundflower16chに出力を指定しただけではヘッドフォンをさしても音はきこえません。仮想デバイス上を音がながれているだけなので。
そこで、アプリケーションのSoundflowerディレクトリにあるSoundflowerbedを起動させ、以下のように16chの出力を build-in outputに指定します。これでヘッドフォンで16chの出力音声をモニタできるようになります。
16chを直接モニタリングに使用しているのは最終的に出力される16chを聞くことで自分の声とSkypeの音量のバランスを聞いて確認できるからです。
自分の声が聞こえるのがしゃべりにくいということもあるかと思いますので、その場合は2ch側をモニタリングすると良いんじゃないんでしょうか。
こだわり配信
実際は上記構成にさらに手を入れた構成で配信してます。
というわけで、これの応用編が「こだわり配信」というわけで簡単に説明をば。
どこがこだわりかというと、
・BGMも流したい。
・ついまるの音声もUSTに流したい。
・自分の声は外部マイクにしてよりクリアな音声に
・ラジオといいつつ、映像がないのは寂しいのでスクリーンキャストを流したい
・より高品質で配信できるようにしたいのでFlashMediaLiveEncoderを使いたい
それほど欲張りというものでもないですけどね。。
意識したことは、ソフトウェアでの制御はできるだけやらない。ハードウェアで制御できるものはハードウェアで制御する。
これはシステムが安定するからということです。たとえばBGMをiTunesから流すこともできますが外部ミキサーがあって音楽プレイヤーがあるならそこから流したほうがメモリも使用せずに安定した配信が可能です。とかいいながら ついまる がWindowsにしか対応していないのでVMwareをわざわざ立ち上げる必要があるのですが。。。
どこまで参考になるかわからないですがお役にたてればこれ幸い。